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トリアージタグ

大阪医師会準拠品

高品質のトリアージタグを業界最安値でご提供

トリアージタグは傷病者の症状によって、その緊急度を色で識別するためのタッグです。

1セット100部 16,800(税込18,480円)
規格
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1セット(100部)
数量
トリアージタグ
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トリアージタグ

商品説明

商品概要 傷病者の症状によって、その緊急度を色で識別するためのタッグです。
サイズ 23.5cm×11cm
用紙 ユポ紙(合成紙・耐水性)
加工 3Pワンセット
天セット糊
天1穴 4mm
上部角切り・ゴムひも付き(通した状態で17cm):人絹一本丸38cm使用
備考 オリジナルオーダーも承っています!(詳しくはお問い合わせください)
トリアージ(Triage)とは?

トリアージの意味

トリアージとは、大事故や災害時など災害医療の現場で、多数の傷病者が発生した際、負傷者の重症度などに基づいて、限られた人的物的資源の中で最大多数の傷病者に最善を尽くすために、治療(搬送)の優先順位を判定するという意味があります。
これは災害現場だけでなく、災害時の医療機関においても使用されます。
またトリアージは医師だけではなく、看護師、救急救命士、救急隊員なども行います。

トリアージとは一度限り行うものではなく、患者の状態、医療機関の状況、医療物資の状態などは刻一刻と変化していくため、災害現場で、搬送先の医療機関で、後方医療機関で、といったタイミングで何度も繰り返し行う必要があります。

もともとはナポレオンの時代に、フランス軍が戦場において負傷兵の傷病の程度を区別することという意味で使われていました。
日本で「トリアージ」という言葉が広く知られるようになったのは、阪神大震災以降です。
近年ではニュースや救急医療ドラマなどで取り上げられることも多く、一般的にも知られた言葉となっています。

一般的には災害時や緊急時に使われていますが広い意味では、「診療や看護を受ける順番などを決定する診療前の1つの過程」であるため災害時だけに限らず日常の救急外来や初診受付などの場面でも使用されていると言えます。


トリアージの目的

救急医療や災害医療には「3T」と呼ばれる言葉があり、災害初動時の基本的な流れの中で大切なキーワードとなっておりより多くの人命を救うために欠かせません。
1つがこのTriage(トリアージ)、他の2つはTransportation(搬送)、Treatment(治療)です。

到着・受付順に対応するのではなくトリアージを行うことにより医療機関に次々と運び込まれる多数の患者の中から優先的に治療が必要な重症患者を素早く発見し早期に適切な治療をすることでより多くの人命を救うことができるのです。

トリアージは、救命の可能性が非常に低い患者に対しての治療ではなく、治療によって救命可能な患者を判別するためでもあります。
さらに人的物的資源が不足する中においては、緊急に治療を必要としない軽症患者や中等症患者の治療の優先順位を下げることで人的物的資源を有効活用し、結果的に多くの人命を救うことに繋がります。


トリアージタッグ(トリアージタグ)とは?
トリアージの判定内容を示す札をトリアージタッグと言います。
4種の色(黒・赤・黄・緑)と数字(0、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)で優先順位が示されておりその他に本人の氏名や年齢、傷の状態、応急処置の内容などを記入する欄があります。
トリアージタッグの最下部には、上から「0(黒)、Ⅰ(赤)、Ⅱ(黄)、Ⅲ(緑)」の順で記載されておりこのカラーコードをトリアージ判定に沿ってちぎります。そして必要項目に記入して負傷者の右手首につけておくことで誰が見てもトリアージの結果が簡単に判別できるようになります。
(右手首を負傷しているときは、左手首→右足首→左足首→首の順位)

3枚複写式になっており、1枚目は(災害現場用)、2枚目は(搬送機関用)、3枚目は(収容医療機関用)です。
上部には傷病者に装着するためのゴム紐が取り付けてあります。

トリアージタッグは、トリアージの判定内容を示すことに加え、後々の簡易カルテの役割も担っています。

トリアージタッグ判定分類、優先順位

まず自力で歩けるかどうかが、一つの大きな判断基準となります。
自力歩行が可能な場合は第3順位となり、自力歩行ができない場合は第1(赤)、2(黄)、4(黒)に分類されます。

第1順位 最優先治療(重症群)

赤(I) 生命を救うため、直ちに処置を必要とするもの。道閉塞、呼吸困難、多量の出血、ショックの危険性のあるものなど。
※呼吸があれば、脈拍数、意識状態の順に評価し、異常があると判断した時点で「赤」になります。

第2順位 待機的治療群(中等症、非緊急治療群)

黄(II) 多少治療の時間が遅れても生命に危険がなく、基本的にバイタルサインが安定しているもの。
※「赤」と違い、呼吸、循環(脈拍)、意識状態には異常がないが、自力歩行ができない場合に「黄」になります。

第3順位 保留群(軽症・軽処置群)

緑(III) 軽微な傷病で、自力歩行ができ、ほとんど専門医の治療を必要としないもの。
急いで医師による処置を受ける必要がない傷病者。

第4順位 死亡・不処置群

黒(0) 既に死亡しているもの、または明らかに即死状態で、平時でも生存の可能性がほとんどない重症者
※黒タッグの基準は二回気道確保を行っても自発呼吸が無い場合


実際に災害現場や医療現場で使用されるトリアージタッグのほかに、訓練用のトリアージタッグがあり、紙質などが異なっています。
(実務用はユポ紙、訓練用は普通紙が一般的で、訓練用の方が安価に作成可能)



トリアージタッグが用いられる機関

医療機関だけでなく、自衛隊、消防署、消防組などもトリアージタッグを用意しておく必要がある機関です。
訓練用のトリアージタッグは大学、大学校、看護専門学校、消防学校などで用いられます。他に医師会、医師共同組合市役所、その他公共機関などでも準備されています。

トリアージタッグ平成8年標準化の内容
トリアージタッグは阪神大震災をきっかけとして、当時の厚生省健康政策局により災害、救急医療体制の一層の充実を図るためのトリアージタッグ標準化が進められました。
平成8年3月12日に各市町村に向けて厚生省健康政策局から通知された内容は以下の通りです。

① タッグの形状及び寸法

23.2㎝(縦)×11㎝(横)とする。

② タッグの紙質

水に濡れても字が書けるなど、丈夫なものとし、本体はやや厚手のもの、複写用紙は本体より薄手のものとする。

③ タッグ用紙の枚数

3枚とし、1枚目は『災害現場用』、2枚目は『搬送機関用』とし、本体は『収容医療機関用』とする。

④ タッグの形式

モギリ式としモギリの幅は1.8㎝とする。

⑤ タッグに用いる色の区分

軽処置群を緑色(Ⅲ)、非緊急治療群を黄色(Ⅱ)、最優先治療群を赤色(Ⅰ)、死亡及び不処置群を黒色(0)とする。
モギリ片の色の順番は、外側から緑色、黄色、赤色、黒色で両面印刷とし、ローマ数字のみ記載し、模様や絵柄は記載しない。

⑥ 傷病者の同定及び担当機関の同定等に係る記載内容

傷病者の同定の項目については、「氏名」「年齢」「性別」「住所」「電話」とし外国人の家族や本人が記載することも想定し、これらの項目については英語を併記する。
担当機関の同定等の項目については「(タッグの)No.」「トリアージ実施月日・時刻」「トリアージ実施者氏名」「搬送機関名」「収容医療機関名」とする。
また、3枚目の『収容医療機関用』の裏面の上部には「特記事項」の記入できるスペースを設けることが望ましい。

⑦ タッグ製作主体の裁量部分

地域において想定される災害の頻度や種類が異なることや医療機関で独自に作成する場合には簡易カルテとしても利用することが可能なよう当該部分については、タッグ製作主体の裁量により作成するものとする。
具体的な項目例として、
(イ)傷病者のバイタルサイン、人体図等の当該傷病者の傷病状況に関する事項、
(ロ)タッグ製作主体の名称、マーク等が考えられる。


基本的に、トリアージタッグは上記に準拠した内容で作成されています。


紙質:ユポ紙
実務用のトリアージタッグはユポ紙・ノーカーボン紙で作成されています。

・ユポ紙


ユポとはフィルム法合成紙であり、株式会社ユポ・コーポレーションの持つ登録商標です。
森林資源の保全を目的に開発されており、洋紙原料に木材パルプは使用されていません。
主原料はポリプロピレン樹脂。これに無機充填剤と少量の添加剤を加えたものを原料としています。特徴は以下の通りです。

特徴①耐水性に優れていること

洋紙のように水分による強度の低下や、素材自体の変形や変質、崩壊がありません。

特徴②合成樹脂フィルムのように若干伸びること


特徴③破れにくいこと

破れにくいものの、切れ目を付ければ洋紙同様に削き、切り破くことが可能であるためトリアージタッグのような「もぎる」必要がある場合にも利用できます。

特徴④表面が滑らかであること


特徴⑤油・薬品に強いこと

薬品で濡れてしまっても、ほとんど劣化しません。

特徴⑥環境に優しいこと

木材パルプを使っていない上に、主原料は炭素と水素からできているため燃やしても有害物質が出ません。


鉛筆やボールペン、サインペン、油性ペン等で書き込むことが可能です。耐水性があるため水性ペンでの筆記には適さないですが、近年吸水性のあるユポ紙も開発されているようです。

ユポ紙自体の厚みは60µmから500µmまであり、印刷性や風合いが異なる50種類以上のバリエーションがあります。


耐水性があり、破れにくく丈夫で、記入も容易であるため重要な情報が記されるトリアージタッグの用紙として利用されていると言えるでしょう。

これらの特徴は株式会社ユポ・コーポレーション独自の技術によるもので構造と共に、日本をはじめ欧米各国で多数の特許が成立しています。


・ノーカーボン紙


ノーカーボン紙は筆圧を感知し、肉筆と同様の文字などを複数枚に渡り複写を行うことの出来る特殊な用紙のことです。
トリアージタッグは基本的に3枚複写となっており、このノーカーボン紙を使用しています。
ノーカーボン紙に似たものでカーボン紙がありこちらはカーボンインキと呼ばれる特殊な複写用インキを用紙裏面に印刷塗布しています。
ノーカーボン紙はその名の通り、このインキが使用されておらず、用紙単体で複写が可能なため、「ノー」カーボン紙と呼ばれます。


オリジナルオーダーとは?
オリジナルオーダーでは、医療機関名などの使用機関の名称を記載したり、自由記入欄をカスタマイズしたり複写枚数を変更したりといったことが可能です。

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